ΑΩ(あるふぁおめが)とは小林泰三先生の作品のタイトルでもあります。
東京でぼくにとってのΑ(あるふぁ)とは NEON O'CLOCK WORKS でした。
左は「DRESSED/NAKED」はじめて買った赤頭巾を題材にした手作りの本
真ん中は「KRAGENEIDECHSE」後日オフセット印刷された展示会の画集
右はジプシーのロマという子の物語が描かれた厚手の手製本
この人たちの作るものをみて、わたしは同人誌といっても
こういう手技のようなものが入った本を作りたいと思うようになりました。
そのためにTシャツ君を買ったりユザワヤで紙を選んで本を作ってみたのが
10godです。
NEONの「KRAGENEIDECHSE」という展示は神宮前の路地にぽつりとある
SÜB museum(ズュース・ミュージアム)で行われていました。
東京でぼくにとってのΑ(あるふぁ)とは NEON O'CLOCK WORKS でした。
左は「DRESSED/NAKED」はじめて買った赤頭巾を題材にした手作りの本
真ん中は「KRAGENEIDECHSE」後日オフセット印刷された展示会の画集
右はジプシーのロマという子の物語が描かれた厚手の手製本
この人たちの作るものをみて、わたしは同人誌といっても
こういう手技のようなものが入った本を作りたいと思うようになりました。
そのためにTシャツ君を買ったりユザワヤで紙を選んで本を作ってみたのが
10godです。
NEONの「KRAGENEIDECHSE」という展示は神宮前の路地にぽつりとある
SÜB museum(ズュース・ミュージアム)で行われていました。
決して広い空間ではありませんが入り口からすでに魔法がかかっているような
気分になれる場所です。関東でいろんな展示を見てきたものの、これほど
没入感があって時間の流れを感じることがなく肌のすみずみまでに
妖気や錬金の煙や美術館の美という言葉で捉えたくない美しさが
染み渡ってくるような展示は見たことがありませんでした。
後にatu氏と一緒に違う場所で行われた「KRAGENEIDECHSE」を見に行きましたが
たしかにすばらしい展示ではあったものの、SÜB museum(ズュース・ミュージアム)
との相性がやはり最高だったということが私の中で裏付けられました。
SÜB museum(ズュース・ミュージアム)は地下室ではないのに地下室であるように思え
また、この場所を人に教えたいのだけれど誰もきて欲しくないような場所でした。
さて、本題に入ろう。
2/08に「Ωの晩餐」という展示を見に行ってきました。
先ほどの
NEON O'CLOCK WORKS がΑ(あるふぁ)であるならば、
この展示は題名どおりΩ(おめが)にふさわしいものだとおもいます。
何かの実験場をイメージさせるような(今度はリアルに)地下室では
むきだしのボイラー管のようなものが時折地鳴りのような音を出し
動かぬ密室が部屋ごとどこかに移動しているかのような錯覚を覚えさせます。
スクリーンには音と連動してWMPの視覚エフェクトのごとく蠢く図像と化した
絵画ループ。ここにきた人間はその装置にとりこまれたかのようになり、
ただ頭をからっぽにして口をあけたままでいる。
その印象が強い故に、額装された絵画作品を一枚一枚移動して見ようとする従来の
ような鑑賞をする気は削がれてしまう。
しかし主役が部屋であるとするならばこの試みは成功してるといえるでしょう。
音楽画像システムを構築したVAENCさんの手腕はもちろん、
二人の寄生獣のような混じった感は、ただのグループ展でそれぞれの絵が置いてある
展示とは異なる、波動砲を撃ったらメインの弾のまわりを螺旋を描いて飛んでいく
衛星弾がくっついているような一環としたものを感じました。
でもでももっと深いところへ連れていって欲しいと思います。
入り口が消えてしまったかのような不安さを感じるぐらいの
深い尾へ、どんどん深くいっても、蒼いのに水圧を感じず、死さえ忘れてしまうようなところへ。