1999年の一馬力

From 1999

一馬力とは1999~200X年まで存在したsukechanのホームページ名です。
Yahooと提携していない時の国内最強のホームページコミュニティ・・・
ジオシティーズのアニメコミック2948番地に居住していました

上のタイトルは最初期にホームページタイトル用にとペイントソフトProの
機能を最大限まで駆使した最高傑作です。

これらは一馬力のメニューアイコンであり、全てに統一性がないですが、
一枚一枚看板を手作りで作っていくような楽しさがありました。
紳士の館に何が置いてあったのかは覚えていません。



しかしすぐに村田レンジさんの影響を受けたSF感のあるこじんまりとした
定型サイズのバナーに切り替わってしまいます。さらにサイトも遠くない
うちにジオシティーズからプロバイダのスペースへ切り替えるのです。



初期の一馬力は友人達と描いた合作や版権物の絵を描いて載せることを目的
としていました。私にとってその頃の漫画やアフタヌーンという雑誌は神棚
に祭っているお稲荷さんのような、なくてはならない存在でした。


 

 






特に弐瓶勉さんのBLAME!という作品は私の魂を超構造体の下へ引きずり
おろすことになりました。上の一連の絵はBLAME!のファンアートです。
といっても建築ではなくなぜかキャラばかり描いています。

弐瓶勉好きは留まることを知りません。ついにGIF
アニメも作ってしまいました。しかし、これを作っ
たことが最強BLAME!サイトの1ファンの逆鱗に触
れてしまい、一馬力は閉鎖しかねないところでした
がロベスピエールさんの進言によって持ち直しまし
た。

私がどれだけBLAME!を好きだったかはジオシティーズから移転した先の
ホームページのアドレスを見ればわかります。
http://ww9.tiki.ne.jp/~killy0/


たまにこのようにして自分
が何を思ってどうしていた
のかを絵とサイトを通して
見つめると、現在足りない
ことや逆に良くなったこと
がわかるような気になるの
です。

しかし左のような絵と見つ
めあうのはなかなか辛いも
のがあるでしょう。

それでも素人が素人らしく
傍目にはショボいGIFアニ

メや絵を描いて挙げていたとしても、自分さえその中で楽しむことができ
れば絶対に次を描くはずなんです。一つ前の記事でも同じことを言いまし
たが、その状態がうらやましくて仕方がないんです。




1999年 外骨格のある家


この絵は1999年ぐらいにジャンヌダルクをベースにした漫画を描いた時期の前後の絵です。室内からの視点でちょっとグロテスクな外骨格みたいなのが居て、窓の外にヘリがやってきてるという状況。這っている少年の硬さがたまらない。
ジャンヌダルクの下書き
ジャンヌダルクといいこの絵といい少しグロテスクな雰囲気のある画面を描くことで自分がその中に引き込まれていくという感覚を得たのはこの辺りではないでしょうか。

ジャンヌダルク本編






この漫画を描いたのはネットで見たイラストやウェブ漫画の影響が大きかったと思います。当時、私が見ていたサイトというとロベスピエールさんとネコメンさんの2人が挙げられます。キリ番というカウンターのキリのいい数字を訪問者が踏んだ際に報告してくれたら絵をプレゼントするということをやっていた時期に、私が描いた物が未だにロベスさんのサイトに残っています

漫画というと白黒ペンできれいに描いたものというイメージでしたが、鉛筆からはじめてマウスで色づけすることで何か違うところに着地したような気がしたのです。

サイズは472×697で50kb前後のjpegファイル。ダイヤルアップ、ISDNによる64kbps~128kbpsという接続速度では50kbでもサイトのトップに貼り付けるのはそれなりの冒険だったと思えます。というのも当時のサイトの常識としてトップページの表示が重かったらそれだけでページを閉じてしまうという流れがあったからです。故に通常のトップ絵は30kbほどにおさえるようにしていました。

この作品はたしか1日1ページ更新するという目標をたててアップロードしていたものだと記憶しています。内容については結局何がどうなったのかがよくわかりませんがアドレナリンを出しながら描いていたというのは伝わってきます。自分で自分を最も楽しませている状態です、誰が何を言っても当の本人が楽しめてるのがうらやましいのです。現在の私はそうならないからおもしろくないのです。




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