メモ「たぶんプリニウスの博物誌」陸海のキメラや怪獣・怪魚

今回の本は二種類。
ガイウス・プリニウス・セクンドゥスという古代ローマの博物学者が関わってる








神・貴族・戦士が化物討伐する、よくある
どや画像



左側の画像は右側の1658年にまとめられたトプセルの『四足獣の歴史』の絵に
似たディフォルメ感がある。年代的に考えてトプセルの本が参考にしてる部分がありそうだ。


陸上系キメラ・怪獣

戦闘能力の高そうなものほど後においた


バシリスクか


カトブレパス


グリフォン・・・いや頭部は攻撃力低そう




ドラゴンでいいのかな?威厳はないが気味が悪い


半獣半人



歴史的にも有名な狼に育てられた子供たちではないだろうか


おなじみのマンティコア、識者(老人)と獣の組み合わせ
四足獣の歴史』のマンティコアとダークビーストマンティコア

よく見ると耳や目の位置が変わったつき方になっているし
手がお腹のあたりからも生えている
人魚系ではめずらしいのでは?




ドキドキ学園アタック7の匂いがぷんぷんする


怪魚・怪獣





『カルタ・マリナ』の溺れる牛の全体図か?


『カルタ・マリナ』のトドアザラシ?
よくみると頭から尾にかけて背骨のようなものが見える
これは角であり、こいつは一角鯨なのではないか?
これはノルウェーのセイウチにそっくりだ!

こっちは『北方民族文化誌』のノルウェーのセイウチ
メモ「たぶん北方民族文化誌」 海の怪物




足が増えたことで脚力が増し、尾びれで水中をさらに早く動けそうなワニ


Delphinてまさかイルカ・・・



玄武に近いということを考えて戦闘力高めで配置した


『カルタ・マリナ』の怪獣か


『北方民族文化誌』第6章


『カルタ・マリナ』の怪魚


『北方民族文化誌』の鯨は潮を吹いているが入り組んだ鱗は描かれていない。
鯨というよりは巨大な鯉のような怪魚だ。
尾の長さやスケール感で最強認定してみた。
『北方民族文化誌』では船を沈めたりシャチに攻撃する技として
潮砲が書かれているので潮を出せるやつは強いという見方だ

最後に、潮を吹いている怪魚はなぜ白目を剥きぎみになるのか
これも興味深い。


プリニウス(Gaius Plinius Secundus)が77年に博物誌を記して
Johann Heydenが編集・追記などして1565年に出版したのがこの本という流れはわかる。
カルタ・マリナに描かれていた怪魚・怪獣の類とほぼ同じようなイラストがあったのは
オラウス・マグヌス(Olaus Magnus)が1539年に数枚刷った海図を元にしたか、
北方民族文化誌を参考にしたのだろう。

プリニウスの77年に作られた原本はGoogle Bookで探してもでてこなかった。



以下はおまけのようなもの








かっこよくて不気味でいい感じのイラストがあったので抜粋。
この本にはヨーロッパ風の騎士・貴族の様子と
アラビアンな雰囲気の人たちの様子、動物が数種描かれていた。
イラスト自体の数は少なく、528ページのうちめぼしいものはこれだけ。

参考資料:
Topsell's The History of Four-footed Beasts and Serpents
引用元"Courtesy of Special Collections, University of Houston Libraries."
著者:Edward Topsell


*カルタ・マリナの画像引用について
日付 1539年
原典 http://www.npm.ac.uk/rsdas/projects/carta_marina/ "Carta Marina satellite images"
著者 Olaus Magnus







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