自分だがここにきて行き詰まりを感じた。この世の全ての画材を使い尽くした
わけではない。が、画材を持っていても描くものがなくなったのだ。
わたしは2004年から2009年までとある感情に突き動かされて絵を制作
してきた。しかしここにきて尽きることなく生きてる限り原油のように湧き出るのかと
思われた感情がぱたりと止んだのだ。その結果私はからっぽになり
表現しようとすることがなくなったように思えた
料理をするための道具はあるが、素材がない。
私は外に素材を探す旅に出た
たまたま見つけた古本屋に見つけたミシュレの「魔女」の上巻と下巻
そこから過去に出会うことのなかった膨大な精神との出会いが始まった
そして荒俣宏にいきついた
「世界大博物図鑑」
買ったのは「哺乳類セット全三巻」
http://www.ebookjapan.jp/ebj/title/13910.html
・良い点
重さがない
手が疲れない
優れた画が多い
解説も見てて楽しい
ボリュームがすさまじい
・気になる点
解像度は見開きで1600×1200ほどだが
小さい字が読みにくく、ウェブで文字をよむのに比べると
ストレスを感じる(画像なので拡大機能をつかってもぼける)
検索ができない(元々のレイアウトを生かすための画像使用だから仕方ないか)
ページ全体をサムネイル表示(Google Booksのような)できないので、
見たいところに行きづらい
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@sukechan あー、PC版だとしおり機能と付箋(書き込みは出来ませんが)機能はあるのですがモバイル版(iPad含む)にはないですね…PC版の仕様はこんな感じです。http://bit.ly/f4WEyw 書き込みメモはいいアイディアですね~担当に要望として伝えておきます!
ebookjapanのリーダーに書き込みメモができるようになるかもしれない件には期待している
荒俣宏が世界大博物図鑑の発行についてよせたコメント
大胆で自由な発想を期待される若い人たちが、古くて新しい刺激にあふれる本書を大いに活用してくださることを、望みます。2009.7 荒俣宏 (総合大図書目録.COMのインタビュー)少なくともぼくには伝わった
荒俣宏はぼくにとっての賢者の石かもしれない
世界にはまだまだ面白いことが沢山あったのだ
荒俣宏の本から興味をもった文献
「唐土訓蒙図彙」
「和漢三才図会」
「一般と個別の博物誌」
「動物誌」コンラート・ゲスナー
ヨーロッパ挿絵本の世界 c. 1400 - 1700
「東方地理誌」アンドレ・トゥヴェ
「海の怪物、海の悪魔、および真夜中の驚異」オラウス・マグヌス
「北方民族小史」
「陸海川動物細密骨格図譜」
「百獣図」
「怪物誌」アルドロヴァンディ
「四足獣の歴史」トプセル
「禽獣虫魚図譜」ヨンストン
「博物宝典」セバ
「エジプトのオイディプス」キルシェ
参考
九州大学総合研究博物館
京都大学電子図書館
慶應義塾大学HUMI Project