艶本(えほん)


紅閨秘伝抄」(KKベストセラーズ)
江戸艶本へようこそ」(河出書房新社)
現代人にとって、 これらの本は実用に足るものなのだろうか。

(自らを慰めるという行為において)

次回作を江戸雛形(マール社1975発)から模写ったり、何か
とりいれたりカバーしたりして作ろうと思っていた矢先に
この二冊を古本屋で見つけたのだ。
果たして二冊買う必要があるのか?載っている絵も
かぶっているのではないか?などと思いもした。
しかし「紅閨秘伝抄」は性医学監修ジョヴァンニ・ピアッザ博士とかいて
あるだけあって細部や技術的(テクニック)なことがのっていて、
一方「江戸艶本~」はその絵が生まれた背景や台詞についての解説が
多く含まれてる。だからどちらも自分にとって必要であると判断した。

まだ途中までしか読んでいないが、最初に言ったことについては絵柄
よりも昔の言い回しの台詞のほうが実用的であるのではないかと思って
いるところだ。


「ア、胴ぶるひがしてならぬ。」

なんとうつくしい日本語でありますか。
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WEBで本が作れるならば

WEB上で見ることのできる本。
ただ載せました、ただスキャニングしました、という感じではない
そしてこのサービスは単に情報を受け取るだけでなく、自分たちも
本を作って参加できるというところに意義がある。
サービス開始を心待ちにしている。
しかし、サイトに書いてあるようにほんとうにカンタンに本ができて
しまうのだろうか?


普段自分が避けて通るテレビで見かけた人の本も 不思議とするっと頭に入ってくる。
喫茶店に知り合いと一緒に行きたくなる本だった。


なるほど、普段の絵日記としての使い方もあるということか。一般ユーザーの絵日記が乱立しそう。


赤頭巾をかわいく描きたいと思う衝動を抑えられなくなるだろう
ダンボールにも印字できる?プリンタ

http://journal.mycom.co.jp/news/2003/06/25/12.html
以前からずっと気になっていたプリンタだ。
進化して、ポケットサイズほどになっているという記事もたしかあったはず。
これなら机の上に置いたり、その辺の喫茶にでも持っていってもいいだろう。
そのprintdreamsの技術が生かされてついに製品化した!




その名もXyron Design Runner



惑星フリーザすぎて吹いた。何の健康器具だよ・・
ものいわぬモノたち



イーグルが持ってきたロボット(彼の名前を知らない)と
コラボレーションした。彼はペンだとか鉛筆を持てない
のだが、この写真に写ってるように素晴らしい光のラインアート
を描く。将来的にはぼくらの筆跡をインプットしたり、もしくは
まったくのランダムな動きで紙の上を線でもって一緒に歩くことが
できるかもしれないね。 

右上は『魂を失わずにグラフィックデザイナーになる本
自分は別にグラフィックデザイナーでもなんでもないんだけど
どちらかといえば本の色と『魂を失わずに』ってとこに惹かれて買った。

その上に乗っているのが
キーボードを分解して再練成したキーリングと、キーストラップ。
本当にキーボードのキーにしかみえない。
置いていても自然すぎて周辺機器と混ざってしまうくらいにおもえる、
もしかしてその気づかなさがいいんだろうか?再練成されたキーの
表面にはおそらく一切のデザイナーによる添加物が混じっていない。
あるのは使われて磨り減った部分とか傷とかだけ。なんて控えめ
なんだろうとおもった。

ロボットアイテム
by イーグル

コラボレーションアイデア
by ta2nb

Photo
by michi

参考サイト
http://antenna7.com/
http://www.seccoshop.jp/



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silent dialogue-サイレントダイアログ
見えないコミュニケーション

主催:NTTインターコミュニケーション・センター
展示期間:2007/11/23~2008/2/17

http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2007/SilentDialogue/index_j.html

スケ的解釈
「植物と人間のあいだにありそうな、眼では見えない通信を科学の力で見えるようにする」
たぶんこれで間違ってはいないとおもう。

よくわかる例として「生物フォトン・アレロパシー」。細胞の放つ微弱な光を眼に見えるように
倍増させて映像化したやつとかあったもの。植物から流れるプラネタリウムみたいな感じ。

あと「Paphio in My Life」。近くを通ると植木の花が動くのね。昔あった ダンシングフラワー
みたいなやつなんだなって解釈してたら、たんに歩いた振動で動いただけだった。実際には
人が近づくと植物が何か発生しててそれを電気かなんかで変換して音を出す仕組みなんだって。

あとはシイタケが音を出すとか、音がキーになってた。
シイタケ音のコンサートがあったので寿司と会場にはいりました。
水のなかにいるような、菌糸類の胞子がはじけるような不思議な音色でした。
入ってから45分たつと修行の足りない我々には苦行になった。

この展示は植物や技術が好きで、ナウシカのような人向けだとおもいました。

おまけ
自分にとってむしろこっちがメインなんですが
大竹伸郎の本LONDON/HONCON 1980を買ってしまいました。
表1~4あたりのつくりがずるい、好きすぎる。
表1~4だけでも自分にとって5000円の価値はあった。
これをみると本を作りたくなる。
ポスター関係の本はあまりぴんとこなかった。

ICC
http://www.ntticc.or.jp/index_j.html

大竹伸朗
http://www.shinro-ohtake.com/
TCAF(Tokyo Contemporary Art Fair 2007)に行ってきた

http://tcaf.jp/


(忙しいひとのための解説)


『TCAFとは日本国内の美術界の活動の低迷さを受け止め

世界レベルに追いつく契機となるような、若手のアーティスト

に焦点を置いたコンテンポアートギャラリーということらしい。』


まずこの時点でコンテンポの意味がわからないが
わからないからといって 
「ちょっとあなたここにはいるなら
その辺を学んでからきなさいよね ホホホ」
みたいな感じでスーツ姿の人に追い出されたりは
しないから大丈夫だ。
大丈夫、ビバンみたいな激しい売り込みはないよ!
ウオーホル、リキテンスタイン、ピカソの絵も置いてあったみたいだけど
古参空気嫁wwwwwwwwwwwwwwww

そういうわけで、漫画とアートとデザインとゲームの狭間にいる俺の視点から
よかったとおもったものを挙げていこう。


龍口経太 背景に無機質なビル郡などないのだけれども 


       どこかBLAME!的なものを感じた 漫画世代だとおもう


原 游/Yu Hara キャンバスの上のほうから何かで作った髪の毛がでてて、


            キャンバス面には顔が描かれてる。描かれてたり貼られたり


            してる?この顔がめちゃくちゃかわいかった。そして欲しい。


            壁にかけたい これはほんとにほしい。ウェブの写真だと


            物質感がほとんどないな・・・・


            作品、いくらだったか忘れてしまったが 


            若手の人のはA4サイズ程度の


            大きさのものだと21000円とかで売られてるのとかあった


大畑伸太郎  デジタルツールで描いたアニメ少女厚塗り印象派系を絵具で描いた


         というとわかりやすく伝わるだろうか。それでいて温かみのある作品だった


         これも飾りたいとおもった これもウェブだと魅力が半減しすぎ


重野克明  色がきれいだった あと、かわいい ウェブの絵じゃ色のよさが全然伝わらない


        あと実際に見たほうが感覚の新しさがある ウェブだと古く見える


あとアイデアが面白かったのは たぶん結構昔の携帯でとったみたいな
圧縮されてノイズとかで汚くなってる写真を拡大して大きなキャンバスに
描いた絵。彩度が高いけど明度がちょっと低めの色とかおもしろかった。


参考リンク先

77Gallery

NODA CONTEMPORARY

YUKARI ART CONTEMPORARY

ギャラリー小暮(サイトなし)


まとめ

国内の美術界の低迷を阻止すべく
ひきこもっていたギャラリーや画廊が
みんなにもっと知ってもらって
買いやすい機会を作ったよ!と いうことで
よかったのかな。 とてもブース見やすかったし
いい展示だったとおもいます。
 
しかしここにきて現代美術と美術の違いがわからないwww
大学で習ったけどわかってないwwwわかった教科書だけじゃ
だめなんだね、体当たりだよね?
逆に美術界の中でも国内外の現代美術はウハウハらしいです。


情報源



おまけ
TCAFで検索すると
Tokyo Comic Arts Festival
一番上に来ています。そりゃー こっちのほうが人くるんだろうなあ
でもこのイベント自体を始めて知った。海外の人にはメジャーなん
でしょうか。


Art Infomation Magazine
art_icleを購読することにしました。
テイクフリーのマガジンなんでわざわざ郵送してもらうのもどうか
とおもうんですが、ぼくが普通に生きていると何者かがアートを
意識的にとっぱらおうとしているとしか思えないくらい情報って
入ってこないので。VOL7~12までだと送料分1000円だけ
かかります。http://www.art-icle.jp/
「無常リネン」

火曜日にsushiと美術館鑑賞にいってきました

久しぶりにノルシュテイン先生よろしく美術館の作品と向き合うことに。



「SPACE FOR YOUR FUTURE」展
会場: 東京都現代美術館
スケジュール: 2007年10月27日 ~ 2008年01月20日
12月24日、1月14日は開館、但し12月25日、1月15日は休館。
住所: 〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1
電話: 03-5245-4111


3F~地下2Fの広いスペースを生かした展示でした。絵やグラフィックという平面のものは

少なく、映像とプロダクトな感じでした。最初に渡されたパンフレットがなかったらほとんど

意味不明でした。パンフレットがあっても その全体像を把握するまでに時間がかかりました。



特に自分が興味をもてたのは

「コンテニード・ネト」というドキュメント作品でした。

展示場のモニタの横にガラスの棚があり、その中にペットボトルやよくわからないものが
入っています。そしてモニタにはゴミを集めてカートで町を疾走するシーンが。最初はまったく意味
不明でどういうパフォーマンスなんだと思っていました。そしてまわりのひとが通り過ぎていく中、
根気強く見続けていると ゴミというのは街中に捨てられていたペットボトルで、人の手によって
分解され、製品として加工されていくようになります。ここでようやくぼくたちはガラスの棚に入って
いたものは元ペットボトルだったということに気づいて息を呑みます。



もう一つ楽しかったものが。

『アシューム・ヴィヴィッド・アストロ・フォーカス』

二階立てのほったて小屋。トタンがうちつけられ、どこからか拾って来たような木材やチープ
な廃材が内装に。さらにそのうえにグラフィックや写真がコラージュされている。学校祭のた
めに工芸科の人ががんばりすぎてできたバーのような感じ。中にはネオン。しかしなぜかと
ても居心地がいい。


輪派絵師団 展
会場: マル ギャラリー スケジュール: 2007年11月10日 ~ 2007年11月24日
住所: 〒108-0022 東京都港区海岸3-7-18-902電話: 03-5443-2284 ファックス: 03-5443-2285

東京都現代美術館を出てから急いで新橋駅へ向かう。
何しろ初めて向かう場所で、湾岸沿いだということはきっと
わかりにくい倉庫のなかだったりするからだと思ったからだ。

マルギャラリーはビルの九階だった。
オートロックなので、直接部屋番号を押してオーナーさんに
入れてもらう。
「いらっしゃい、どうぞ。楽しんでいってね。」
オーナーさん(?)は外国の方で、マルギャラリーは
天井の広い大きい個人宅に招かれたような不思議な雰囲気だった。
そしてとてもいい匂いがする。ここにたどり着くまでが大変だったけど
少なくとも ここは『あんたにこの作品がわかるの?画廊』的な居づらさは
なかった。

リンパ絵師団はyoutubeで見た
ペンキで壁や床に絵を集団で描いているところを
倍速で映し続けてるやつだ。せっかくできた絵を
惜しげもなく白ペンキで上から塗りつぶして、そして
またすぐに生まれてくる絵をみているとまるで生き物の
連環をみているようだ。

壁には横4~5メートルぐらいの作品が一枚。
しかも足元には大量のペンキ缶が置いてある。ライブペイントの足跡が
そのまんま残っていた。
新作ポストカードを飾ってみた
えびせんべえの箱の上に置いてみた






押入れの中に、照明は電球のスポットライト
デザインフェスタVOL26 11/17(土)

一馬力ブースにお客さんとして来てくれた方々、
お手伝いしてくれた人たち、遊びにきてくれた方々、
ありがとうございました。この場をもってまずはお礼を。


















時系列で写真を並べています。クリックする大きくなるよ。
今回もらった感想や聞き取れたつぶやき、反応、差し入れなどもメモ帳
に箇条書きしておいた。

『反応』
・カオスボックス・・・・!!(ちょっと足を止める)
・カオスボックス ステキ
・手前の大きい絵は何のソフトを使って書いていますか?
・これ?何?卵焼き?小学校のバザーみたいでいいんだけど。
これは・・・出会いだね。
・幻想的
・コラージュしてるんですか?
・まがまがしい(と言いながらとおりすぎる)
・すごい(と言いながらいつものパターン)
・最近みた絵のなかで一番かっこいい、飾っておく
・ほんとに10円なんですか?

『差し入れ』
・中性脂肪のつかないウーロン茶

OPU繋がりの人は2人きました。
ポストカードをもっていってもらいました。
宣伝行為成功です。
今回の中で最も嬉しかった瞬間は
卵焼きを買ってくれた人のコメント。
卵焼きはイベント5日前ぐらいにポストカード描かなきゃ
描かなきゃって思ってて、それなのになぜか手が勝手
に グラシン紙を折ったり何重かにしたり、そこにメディウ
ムと蜜蝋流し込んでできたものが変な触感でこれを
出そうとおもったら、michiとta2nbにはなんだそれwみたいな
顔されてた。だから余計嬉しい。自分でもなんで出来たか
ワケわかんないしできたあとにこれは卵焼きだって名づけた
ものを、カオスボックスから掘り出して見つけてくれたことが
嬉しい。だってその瞬間 ゴミみたいだった卵焼きに
価値がついたんだもの。
見せようとしたメインの絵に触れられない
場合、絵描きだったらがくってなるかもしれないけど
正直俺は午前中、ここですでに満足してしまってもう帰ろうかと
おもってしまったw


michiが、絵を眺めている人がいたら名刺をどうぞって薦めて
くれたおかげで45枚ぐらい配布することができました。
自分が今までいかにコミティアで見てくれる人への配慮をして
こなかったかということが露呈した。


宮崎から本人と同時に空輸されてきた写真作品。
寿司はカットのまにあわなかったコンセプトカードを裏側で
たくさん切ってくれました。感謝。



カオスボックスには本来ならスケ自身もあまり出したくないと
おもうようなへんなものも入れていた。あと刷りぞこなったの
とかもはいってるわけですよ。コミティアだったらこんなんあり
えんっていわれそうだし、10円とか価格破壊起こすからやめ
てとか言われるんじゃないか。

ポストカードは30枚ぐらいでました。(そのうちカオス5枚)
11種あったんだけど陳列の仕方に無駄があってちゃんと見
えてない絵もたくさんあった。一番人気だったのはDNAコン
ペの青とピンクの絵でした。

自分が買いに出かけたときにも思ったんだけど、
やっぱりポストカードは一枚一枚ちゃんとみえてて
タイトルのラベルもできればその場で確認できるようなのがいい。

ta2nbに指摘されて今回はタイトルもコンセプトもつけるようには
したけれども、ポストカードの裏側に入ってるから手にとった人か
買ったあとにしかわからない。あと、気に入って買ったポストカード
袋から空けて壁に飾ったら、もう作者名やサイトが書いてない状態だと
次にこのひとのを買いにどこへいったらいいかわからない。

次回は説明を増やす部分と、それに対しての無説明的な
カオスボックスの対比を輝かせても面白いなとおもった。


オチはパーマをかけたら天然パーマだと思われたmichiさん

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