宮武さんはいい絵ができたとおもったらそれを数枚コピーして、そこに書き加えたり
削ったりしてデザインを煮詰める作業をしている。コンピューターを使ってもいいが
跡が完全に消えてしまうのが難点といっていた。その理屈はだいたいわかる。
送信者 2006 |
2006年に10冊ぐらい作って全部知人に配布して終わった本があるのだが
ここで描いた絵は原稿にインクを上から落とす>コンビニコピー>書き加えるの繰り返しで
できた絵だった。たしかに自分の絵の製作過程にはコピーによって洗練されていく部分がある
とおもった。そのままではなんだかよくわからないイメージなのだが徐々に徐々に・・・。
大学生になって絵を見せることを意識しはじめたときに、まず最初に深夜のテンションで
コンビニに絵をコピーしにいって拡大したり縮小したりしてその具合を確かめるというのも
いまおもえばその走りだったのかもしれない。
まだ、ウェブで絵を発表していなかった時の話である。