ぼくらの



BEMSTARに晩御飯を食べにいく
ほんとに平和通りの一番奥

和室にはアクセサリの展示
ドア横のスペースもアクセサリ
照明の雰囲気がよい
ボックスにはポストカード、詩集のようなもの、小物、小さなキャンバスの絵
カウンター横の壁にポストカードのラック、ここが一番目立つ
ふと気づけばウエハラさんのポストカード、2枚ドロー
会計時、釣銭が足りないとのこと。
お釣りをあわせるためにウエハラさんのポストカードをさらにドロー

今日のディナーは 分厚いハムステーキ、目玉焼き、パン
カウンターはぼくの背丈だと少しがんばってハムを切って食べるかんじ

らくがき帳が三冊ぐらい積んである
ここのらくがき帳は非同期的なコミュニケーションだとおもう
一枚一枚めくる 

ウェブには仕事のための完成作品が
展示のための完成作品が
家には自分の絵ばっかり

かつてらくがき帳は 更新をたのしむものだった
友人のものも、初めて会ったひとのものも
男のも女のも、
あ、これはまだ見てない絵
漫画かいてるとか、これうまいなあとか
こんなところいってきたのとか
でももう退屈な授業がないから
でももう退屈な学校がないから
ぼくらのらくがき帳は更新されなくなったのだ

だから べむらのらくがき帳はとても
大切なのだとおもった

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